岐阜・瑞浪から世界へ発信するお酒=小左衛門&始禄

小左衛門・始禄(コザエモン・シロク)蔵元 瑞浪で醸される日本酒製造者、いわゆる『蔵人』の ひとりごと・・・

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結ぶ

酒造りをするうえで結ぶという動作が頻繁に行われる。

斗瓶取りの時に酒袋の口を紐で結び、タンクに巻き付ける保温材をゴムバンドで結び、酒やモロミを送るホースも金属バンドで結ぶ。ありとあらゆる材質、長さ、太さの結ぶ為の物が蔵中にある。そこに共通しているのが、使用後には解くという事である。その為にしっかりと結び付けなくてはならない箇所であっても、簡単に解く事が可能である結びをしている。

以前、本で読んだ事があったが、古来より日本では結ぶという事が大事にされてきているとあった。何でも、西洋ではレンガを積んできたが、日本では垣根を結んできて、彼等がボタンをかける所を、我々は帯を結んできた。キリスト教徒が十字を切ってきた時に、仏教徒は印を結んできたらしい。

半分以上こじ付けに聞こえるが、実際日本人が結びを大切にしてきた事は事実である。その際たる例が風呂敷であったり、伝統工芸の組紐、わら草履等であろう。

今でこそ利用する人が少なくなったが、風呂敷は変幻自在の優れ物である。一升瓶を二本、風呂敷で包みその端を結んで持ち運ぶ姿はなかなか粋であるし、折りたたんで紐として使う事も可能である。単なる紐を芸術品にした物が組紐であり、生活の知恵から生まれたのがわら草履なのであろう。そこには結びの概念が根本にあると思う。

先にも述べたが、我々蔵人はその結ぶという事の恩恵を非常に受けている。であるから、本箱には結びの本があるし、日々研究も怠っていない。

酒造り、又は日本酒を通して知り合う多くの人々との縁もしっかりと結んで行きたいものである。


蔵人T
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