岐阜・瑞浪から世界へ発信するお酒=小左衛門&始禄

小左衛門・始禄(コザエモン・シロク)蔵元 瑞浪で醸される日本酒製造者、いわゆる『蔵人』の ひとりごと・・・

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洗米用袋

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酒米を洗う作業は殆どの場合手洗いで行なっている事は以前述べたと思う。その時に我々が使用しているのがこの青い袋。ナイロンで作られていて、口がチャックで閉められる優れもの。平均して15kgづつの酒米をこの袋に入れて、冷たい水の中で来る日も来る日も手で洗っている。日によって違うが、450kgの米を洗うにはこれが30袋必要となり、蔵人3人で洗米をすると、一人当たり10袋の計算となる。であるから、洗米が多い時にはヘルプを頼む事もしばしある。

この青袋、使用後は米粒が一つも残らないようにして洗い、ぶら下げて干しておく。ナイロン製であるので水切れは良い方であるが、今朝は面白い事が起っていた。普段より冷え込んでいたのは事実だが、寒いくらいの方が酒造りには良いなどと軽口を叩きながら袋を洗っていた。それを干して、一時間位して戻って来て見たら、なんとツララが出来ていた。どうりで寒いわけだ。

さて、洗米といっても一種類の米だけを洗うわけではない。山田錦、美山錦、雄町、五百万石等種類がいろいろあるだけでなく、使用する用途、精米歩合によっても違う。それぞれによって浸漬率(米に水を吸わせる割合)が違うので、水に漬ける時間も違って来る。それはストップウォッチを使い秒単位で管理している。

そこで問題に成って来るのが、どの袋に何の米が入っているかを判っていなくてはならないという事。洗い終わって、水に浸した後にこれは何の米でどういう目的に使うのか、例えば麹米なのか、掛米なのか?三段仕込みの添、仲、留のどれか?これも管理してないと出来るものが出来なくなってしまう。

そこで我々蔵人によって考え出された識別方法が、特許申請予定中の『色ゴム式識別紐』である(写真右)。種類ごとに同一の紐をこの青袋にくくり付けて判り易くしてある。水に濡れても大丈夫で、とにかくコストパフォーマンスが高い。子供から大人まで、そして、日本語が読めない外国人にもそれぞれの言語に置き換えて使用可能であるという融通性。米洗い以外でも様々場面で大活躍すると思われる。酒造機器メーカーも是非見習って欲しい物である。

蔵人達は今日も新たな発明に勤しんでいる。


蔵人T
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この記事へのコメント

Re: 洗米用袋

( ・∇・)わっ!!大発明!(笑)
次回のお手伝いの際には大活躍が期待できそうです。
確かチャックは「とっても」でしたよね!?

やっと寒くなってきた様子、風邪などひかないように
して下さいね~

  • 20070204
  • イシカワ&ウサコ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: 洗米用袋

その通り、チャックは大事です。最近はチャックの不具合も無くなりましたが、まだまだ油断は出来ません。

  • 20070206
  • ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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